長寿遺伝子

長寿遺伝子とアンチエイジング

アンチエイジングと関係がある長寿遺伝子という言葉、皆さんはお聞きになったことがあるでしょうか。
この長寿遺伝子は近年発見された遺伝子で、老化をコントロールできる遺伝子です。
ただこの遺伝子はいつでも活動しているという事ではなく、老化の抑制のために「スイッチが入る」ことが必要となります。

長寿遺伝子は「Sir2」と呼ばれています。
細胞の修復を行うたんぱく質の活性化、老化に深く関連するインスリンのバランスコントロール、細胞のエネルギーを作り出すミトコンドリアのバランスコントロールなどの作用があります。
つまり、体を老けさせないための働きを持っている遺伝子という事ですね。
アンチエイジング世代に魅力的な遺伝子のようです。

では長寿遺伝子のスイッチを入れるために何をすればいいのか、というと、カロリーコントロールです。
全く食べない、かなり食事量を減らすという事ではなく、通常食べている食事の6割程度のカロリーにすることで長寿遺伝子の働きが見られます。
カロリーが通常よりも制限されることでミトコンドリアはNADという物質を作り出します。
生きていくために必要な栄養素がいつものように入ってこないことで、ミトコンドリアがNADを作り出し、生きていくために必要な活動を開始します。

このNADは長寿遺伝子にくっつき長寿遺伝子が活動を始めるように刺激してくれるのです。
またポリフェノールが含まれるワインや干しブドウなどを積極的に摂取することで長寿遺伝子が活発になるという事もわかってきています。
アンチエイジングのためにも、この長寿遺伝子をうまくコントロールできるようにしましょう。

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